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カテゴリー映像雑感に書き込んでみたいが・・・ [映像(映画・放送)雑感]


 昨日していたことは記事の2・3行目に書いた。なぜわざわざ書き込んだかというと本日の題目通りのためだった。僕はビデオ・ DVD・BDの題名・内容管理を、ACCESSにて番組予約システムに挑戦で作成したものでしている。もっとも番組雑誌を見て予約するのでなく、面白そうな番組を取りあえず HDDレコーダーに録画、すでにDVD/BDに残っているものは削除して重複せずBDに残すことにしている。今年の二・三月は体調が最悪でBDに残したものをACCESSで登録していなかった。その頃からの番組(約 240時間分)を手入力するのは量的に(本当は気分的にか?)面倒だと思っていた。実際やりはじめると映画だけなら簡単だが、 NHKは番組名が長く、シリーズ名も併記して残したく、以前からそうだったが非常に負担になった。

 そこで webで検索すると、DVD/BD管理システムとディスク内容をテキスト化したいとの質問が結構ある。その内のひとつの記事(価格コム)に質問者御自身がいろいろ探した結果これが良いと【C-Cats】&【PLLIB】ver.0.63 フルセットを勧められていた。探していた方が認めたのだからと(Kasperskyにてウイルスチェック後)インストールしてみた。Windoes10はインストールしてはダメだと云うけれど強引にインストール。いやー、便利!!その後スタスタと仕事?がはかどった(コピペは必要)。

 そして今日は重複がない番組だけをBDに録画しているところです。録り溜めた番組・新しい番組をまた独断と偏見で御紹介したいと思っていますが・・・、10年前は仕事を辞めて、映画(特定のものではありません)を見ることが喜びでしたが段々ブログのために見るのがしんどくなっていました。カテゴリーひとつを作成して三年間放置した僕ですからどうなるか?

P.S.
 昨日の記事同様書きかけで止めた、映画感想もある。
 それを近々完成させて投稿しよう。

"ハチミツとクローバー" [映像(映画・放送)雑感]

"ハチミツとクローバー"
邦画 平成大学生もこんなものかとホッ系
高田雅博監督
B上
2006年 116分

<<粗筋>>
 美大の花本修司(堺雅人)の自宅では花本会と称してスタッフ、学生が集まる。竹本裕太(櫻井翔)はビールを取りに二階に上がったところ、アトリエにいた花本のいとこの娘花本はぐみ(蒼井優)に一目惚れしてしまう。その光景を見ていた真山巧(加瀬亮)はバイト先の原田デザイン事務所の原田理香(西田尚美)をストーカー的に慕っているが、真山自身も山田あゆみ(関めぐみ)から慕われていた。理香は夫が亡くなり心にポッカリ穴が空いていた。

 竹本は一人で食事できないはぐみのそばにいてくれと花本から頼まれて嬉しがる。その頃海外旅行に行っていた大学八年生森田(伊勢谷友介)が戻って来て、花本の研究室ではぐみの絵に心を動かせる。はぐみは子供の写生指導(声とか臭いとか感じるものを書くのだ)をしていた山田に声をかけられて友人となる。

 はぐみはオスロビエンナーレ出品作を描きはじめ、森田は藤原画廊での個展のために木彫をはじめる。二人はお互いの作品が作られていく様子を見ていた。森田の作品は思い通りにならず、はぐみから一週間前のほうが良かったと指摘された後、二人で楽しそうに一枚のキャンバスに描きはじめ、一段落したところで周りの学生から拍手を受ける(ハタケ違いだけどフェームを思い出した)。

 花本からはぐみと初日に行くと云っていた山田を森田の個展に連れて行ってくれと頼まれ竹本はクルマの運転手を真山に頼み出かける。失敗と思っていた作品が高値で売れ藤原兄弟から芸術である前に商品だと云われていたこともあり、デカイだけと云った美術評論家にはぐみが詰め寄っているうちに森田が評論家を殴って外へ飛び出て四人が後を追う。森田の提案があり五人で海に向かい、クルマの不調によりお宿で夜を雑魚寝で過ごすことになった。翌早朝の浜で森田がはぐみにキスをする。その情景を竹本が見ていた。

<<ポイント>>
 映画を見て役名・俳優名を間違わないようにと webで頼りにしているwikipediaを見て、ウッとなってしまった。人物紹介だけで長いと云われる僕のブログの数倍ある。人気コミックの映画化であり、評もピンからキリまで、感想も溢れている。基本的には発表当時は原作に較べてダメって意見が多く、徐々に原作と切り離してまあまあ良いんじゃないとなっているようだ。久しぶりに映画のことでも書こうかと適当に選んだ一本として実に適切ではなかった。

 名作「砂の器」は原作より映画のほうが数段良かった。あの場合映画を見て原作を読んでみたくなったが(読んで失望)、この映画の評として見たからと云って原作を読んでみようとは思わない程度ってのがありうまい、そうだよねと思った。でも美大生の感覚・悩み・恋愛を描いて良い出来だとは思う、映画とコミック・小説は別物と割り切るべきだ。美大生の群像劇と楽しめたので上評価とした。

 真山と山田の関係が面白かったが、青春小僧竹本を演じた櫻井翔も、笑顔をはじめ悩むところでも結構楽しめたし、ファーとした天才少女はぐみの蒼井優も良かった。でも美大生の映画にしては”芸術は爆発だ”って感じがなく作品自体が小さくなったようだ。森田の木彫作品も下のほうは良い顔つき・曲線になっていたがサモトラスのニケをもじったような羽は頂けなかった。土産に配ったマスコットとの関連以外目的がなかったのでないかと思うほど(美的センスがないもので違っているだろうけど・・・)。粗筋で書いたはぐみと森田が即興で絵を描くところも窓から覗く学生もワンシーン・拍手する人も少なくショボイ。凡才が入り込めない二人の爆発としてもっと強烈に描いて欲しかったなあ。

 映画の中で気になったことがあった。お宿での入浴シーンだが竹本・森田は会話があり必要だが、蒼井優は観客サービスかと思って見直した。うわっ、蒼井優って上手いなあ。入浴シーンの終わりに薄笑いを浮かべ、それは竹本でなく森田にってことであった。そして二人はできちゃうんですね。早朝の浜辺で蒼井優は見事に演じています。確認するまで、その後なんではぐみがあんなスランプになるかチョット納得できなかったんだけど(^^;。確認して良かった。コミック版でどうだったか知らないけど、その出来事が描かれていれば当然のこととして映画の良さを認識できなかったんじゃないかな。

 竹本の自転車での迷走の場面、中村獅童の登場も予期していなかったので良かった。でも海にフィルムでの再現が必要だったかと太陽はひとりぼっちで感激した僕は思う。あっ、愛の不毛を描くんじゃないから、これで良いか?

 終わりの場面場面もこれで良いんじゃないかな。「青春」小僧竹本が「自分探しの旅」と中村獅童に見抜かれ応援される。皆が「青春」の映画なのだ。竹本とはぐみのようにありがとうと云える人たちの映画なのだ。もっとも、学生時代を思い出して僕的には山田が良い(^^;。

 そうそう題名の意味が判らなかった、ハチミツとクローバー。竹本が架空の存在と信じていた「幸せ」の四つ葉のクローバーのことかと思ったが今一ピンと来ないし、ハチミツが全く判らない。 Webで読んでいてエッと思った。やはり、判る映像が必要だったのでは?

<<楽しめる人>>
青春映画ファン
人気のある方々が出ているのでファンの方々。

コミック版を読んで唯一無二に素晴らしいと思った方は観ないほうが良いそうです。

P.S.
 最近はTVで映画を見ていても居眠りすることが増えた。それだけなら歳を取ったってことだろうが、興味を持って一本通して見ることが少ない。うつ状態もあるかと試しに本ブログ用に見ようと抜き取ったブルーレイディスクから本作を適当に選んだ。あくまで映画を見た感想であり、コミック版とは違うとご理解下さい。

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"キラータトゥー" [映像(映画・放送)雑感]

"キラータトゥー"
外国映画(タイ) 異国情緒にドップリ系
ユッタルート・シパパック監督
B上<---->A上
2001年 114分

<<粗筋>>
 彼に狙われると命がないと怖れられる殺し屋キット(ソムチャイ・ケムクラット)に警視総監暗殺の依頼があった。キットひとりでは不安と、刑務所から出所したばかりのバッファロー(ステイーブ・ボーガーム)にも依頼がある。バッファローは旧友のゴースト・ライフルに連絡、バッドボム・ドッグ(ペッタイ・ウォンカムラオ)・エルビスM16を仲間に加える。キットは幼い頃両親を殺され、バッファローは貧しい島に母と娘を残していた。ライフルは愛妻を誤射して彼女の亡霊に悩まされていた。

 キットとバッファローのグループは面識もなく目論み通りにならないが、任務を果たしてしまう。実は、組織はバッフガンに依頼するつもりの所、バッファローと間違えていたのだった。組織はキットとバッファローら全員の暗殺を命じる。バッファローはライフルと故郷ティアン島に向かい、分け前の欲しいドッグにもティアン島に来るように云う。

 ティアン島のお坊さんが云うには、バッファローの娘は母親の借金のためフラワーアイランドに売られていた。キットは両親の仇討ちのため、バッファローらは娘救出のため、そして組織のグループも麻薬密売のためフラワーアイランドに集まってくる。

<<ポイント>>
 仏教国タイの映画かと見はじめた。警視総監殺害の映像では誤射や軍と警察の撃ち合いなどで簡単に人が殺され、コミカルでも仏教など関係なく最後まで観るのはつらいかなと思った。でも組織によるキット・バッファローグループの暗殺命令で話が面白くなり楽しみながら最後まで観ました。見終わると、全く意味のない銃撃戦の映画ではなく何かが心に残っていた。評価をB上としましたが、はじまりのイメージが最後まで残ったための評価です。(^^; でもそれ以上の評価は控えます。(^_^;僕一応日本人

 この映画は歴史超大作が1~3位を独占=タイ映画歴代興行収入(2010年時点)(KINBRICKS NOW)で11位とタイの方々に支持された映画です。ドップリとタイ人の気持ちになればキット評価はA上。そして思ったことが、昔は風景・風俗で異国情緒を感じたのでしょうが、今は映画でその異国情緒を感じ取るものなのでしょう。日本人の目線・国際人としての目線だけでなく、タイ人の気持ちになれば1.貧しさと外国に支配されて行く(とくにアメリカ資本)のでないかとの恐怖心および反抗 2.仏の言葉と祈り 3.コメディアンとして馴染みの主人公たちなど満足なのでしょう。何せ原題が「ガンマン 世界/お釈迦様/???」(タイ映画ライブラリー キラータトゥー)だそうです。

 作製されたのは2001年、すでに映画で描こうとした年(2011年)を過ぎてしまいました。アメリカ経済もかっての暴力的な力を見せることは減ったと思いますが、ますます広がる貧富の差。現在のタイはどのような状況なのでしょうか?(いえ、単に脚本監督のユッタルート・シパパック氏のイメージとどうだったかをご本人にお聞きしたいだけなのですが。)

 イッツ・ナウ・ネバーではじまり監獄ロックで終わるエルビスも面白かったですが、亡霊に悩まされるゴースト・ライフル。優しそうな人で画面にいるだけでホッとしました。バッファローの渋さ、ドッグの熱演。そりゃもう、科白でも演技でも画面でも充分笑わせて貰えます。

 ティアン島の僧が悩める子羊(キット・サイレンサー)に諭します。「悪夢は人の心に生じる。だから人の命ではなく心で消すべきである。」煩悩を絶つための寛容の精神ですが、ホント喧嘩すれば仏教徒が一番弱いと思う。「右の頬を打たれたら左の頬を差し出せ」と云うキリスト教徒でもクォ・ヴァディス以来あまりお目に掛からない気がする。歴史的にも、個々では知りませんが、十字軍にしろリメンバー・パール・ハーバーにしろ左の頬を差し出さず殴り返します。仏教の言葉は煩悩を遠ざけろが基礎であり、キリスト教的「愛」ですら煩悩に過ぎないと云えると思いますよ。煩悩を消すために、戦争に至る心理的葛藤そのものを否定してしまうので戦えず、支配される。ホント損な教えだと・・・。そう云えばゴースト・ライフルが亡霊と一緒になる時(僕的に映画の中で一番良かった)なんか、「ゴースト ニューヨークの幻」だとキラキラ輝いて天から一条の光が差し二人はそれに乗って幸せそうに・・・となるだろう。本作ではならない!消えるだけ。鈴木大拙先生が天国を準備したキリスト教とそうでない仏教の差を論じられていたが詳細は忘れた。因みに阿弥陀仏がお迎えに来る浄土はタイの方々には馴染みがないと思う。

 僕的に強烈な印象が残ったのは、ライフルの幸せと較べて、エッと驚いたドッグの煩悩多き「愛」の確認。上の段で云えばドッグは「悪夢を心で消さなかった」。その結果が、こうですよと云うのだろうか?あまりにも残酷。お寺でいたす麻薬の場面とともにマッハ!仏像を取り戻せ! キャスト/スタッフ(トゥクトゥク パダライス!/トゥクトゥク情報)でタイのビートたけしと紹介されたペットターイ・ウォンカムラオの魅力爆発である。

 まあバッファローの娘が一生懸命祈る時に、横にいる男性が日本人でなく良かった。
(^^; でも、家を守るために娘を売り結局家も守れない・・・。バッファローの妻(話だけだが・・・)に涙が出る。昔々の(そう遠くない)日本でもあった話。そう考えると日本もまだまだ余裕か。

<<楽しめる人>>
自分と違う価値観を否定しない方
ヒットしたタイ映画を見てみたい方。

以前観て面白くなかった方は、そうかタイの人々の気持ちで見ることかと再見を。
m(_ _)m 異国情緒ニドップリト。

P.S.
仏教の専門家でないので、外していればゴメン。
でも、近いとは思う。

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"ヘルタースケルター" [映像(映画・放送)雑感]

ヘルタースケルター
邦画  だからどうした、行きます系
蜷川実花監督
B極上
2012年 127分

 封切り二日目に女房殿と観た。二人ともケータイを切っていたので家に帰って上映中にかかっていた娘2と女房殿が話していた。エッ、ヘルタースケルターに行ってたの?旦那と二人であんな映画誰がみるのだろうと話していたと。観たほうが良いよ。(^^;

<<粗筋>>
 モデルのりりこ(沢尻エリカ)は超売れっ子。多くのファッション雑誌の表紙を飾っている。彼女を取り巻く人たちにプロダクション社長多田(桃井かおり)、マネージャー羽田(寺島しのぶ)その恋人奥村(綾野剛)、メイク担当沢鍋(新井浩文)がいる。りりこの恋人に南部(窪塚洋介)がいるが、彼は大企業の御曹司でほかに婚約者ができる。

 りりこは羽田と奥村に南部の婚約者田辺恵美利に傷害を与えるが、検事の麻田(大森南朋)が出現する。しかし、彼の主な目的は美容クリニック院長和智(原田美枝子)による違法組織の移植ための胎児売買容疑であり、りりこもその手術を受けた容疑(と云うか捜査に協力してくれと云う依頼)であった。

<<ポイント>>
 りりこが美容形成で生まれ変わり、その際の違法性が映画では大問題として描かれていない気がするので、まず遺体から皮膚や骨…闇取引 調査報道NPOが取材(朝日新聞デジタル 2012年7月18日21時35分)から。調査報道NPOの説明も記事の最後に載せられています。死体からの組織採取であり、人体組織そのものを売り買いすることは禁じられているが、遺族の同意に基づく「献体」などにより遺体の組織が提供され、非営利団体の組織バンクなどを通じて医療現場に届くのが本来の形だとされています。法規制のゆるい旧ソ連・東欧が組織供給の場となり、中には、公的機関が言葉巧みに遺族から同意を取り付けて死体の組織を不正に確保するケースも表面化したそうだ。同意を得て違法すれすれ(必要ない組織供給に誘導される)だけでなく、月に1000体を超える人体組織が盗難に遭うこともあったという。前者のケースで押収されたクーラーボックスの送り先は米国で昨年1億6900万ドル(約135億2千万円)を売り上げ、株式上場もしている医療企業の系列ドイツ工場とのこと。FDAは11年、この工場から米国に輸入されたウクライナ人の人体組織が、「ドイツ製」と記されていることを把握し、輸入元の上場医療企業に是正を求めたと。記事では組織の入手経路とともに、死体からの組織で再建術がされると説明されていない点と感染の危険性を問題にしている。医学上必要な再建術もあり一概には云えないが、消費国アメリカでは歯科インプラント・スポーツ医学とともに美容形成も国際的取引を活発にする大きな要因のようだ。この映画の和智先生も胎児などから違法に入手していたわけだ。

 映画はそのような美容形成を受けることで新しい人生がはじまると思っているりりこのhelterskelter(遊園地などにあるぐるぐるまわるすべり台もそう呼ぶそうですが、あわてふためくこと、でたらめ、混乱、狼狽など-その形容詞・副詞も-が意味としてあり、映画ではっちゃかめっちゃかと。巧いなあ。)ぶりを十二分に描いている。蜷川監督の前作「さくらん」をはるかに上回っていると思って観てしまいました。写真家の蜷川さんはどぎつい発色をするアグファのフィルムを、知人からあんたならこれが気に入るだろうと紹介され、アグファの虜になったようで自分のスタイルを持っている方です。「さくらん」はその意識が強すぎたようだ。アサヒカメラ7月号(掲載写真で映画を観る気になった (^^; )には従来の自分のスタイルとは違うと書かれていましたが、強烈なスタイルを持つ蜷川映像はしっかりと見られます。りりこがモデルであり撮影風景もあり(とくに出だしのスピード感は良いですね、一気に作品の中に入れた)、写真集として出ているとのことで購入してしまった。(^^;本の前半は映画撮影中の作品で後半は撮影風景の時の蜷川作品です。一応余白の有無で作品性が異なっていると感じますが、思惑通り後半の写真の質は高いです。

 まあ書きたいことを全部書くとこの何倍になるか判らないので(^^;、パンパンに膨らんだ欲望の怖さは、積極的に描こうとしていないかも知れませんが、描かれているかなと。また大好きな原田美枝子さんが、アメリカ的にお金が全てって感じで違法に組織を入手しているワンシーンがあればA上としたでしょう。それがなくって社会性にさみしい(蜷川さんはそんなもの要らないと思っているのかも知れませんが・・・)だけでA上としても良いできだと思います。寺島しのぶの複雑な気持ちの映像的表現も欲しかったなど、筋は進むが人物像の描き方が中途半端だがホント全体の質(映像と沢尻エリカかな?)が良いので許す。
(^^;

m(_ _)m久シブリニ書クノデ中途半端、勝手気ママ、へるたーすけるたーブリ御免。

<<楽しめる人>>
沢尻エリカファン必見・蜷川ファンは当然観るだろう。
芸能界に憧れる若き方々(チョット辛口)

P.S.
 この映画のりりこを見ると、沢尻エリカ「様」に納得させられる。

 日本がアメリカにはなりたくないなあ。

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"キサラギ" [映像(映画・放送)雑感]

キサラギ
邦画 コミカル演劇系(久し振りだから、そのまんま)
佐藤 祐市監督
B中(でも 100点満点なら80点以上)
2007年 108分

<<粗筋>>
 2007年 2月 4日、あるビルのペントハウスに五人の男が集まった。彼らはグラビアアイドル如月ミキのファンで、彼女の一周忌(死因は自殺)にオダ・ユージ(ユースケ・サンタマリア)の提案で、家元(小栗旬)が呼びかけで集まったのだ。ほかのメンバーはスネーク(小出惠介)、安男(塚地武雄)、そしていちご娘。(香川照之)であった。(以後、いちご娘。は単にいちご娘で表記。)

 家元は公務員、安男は福島から来たコミカル系、スネークはお調子者で、曰くありげな、いちご娘は無職だった。非常に厳格な態度をとるオダ・ユージは身元を明かさない。ラフな恰好で参加した安男が、オダ・ユージの一周忌だから喪服であるべきとの意見に気まずくなり外に買いに行っている間に、芸能ファンらしく家元のコレクションで盛り上がる。

 そのうちにオダ・ユージが彼女の死因は自殺じゃないと発言、書き込みの内容・当日の物的証拠からストーカー、いちご娘が犯人だと断定する。途中公務員とは警察のことだった家元が全ての調書を読んだと異議を挟んだが、最後には納得しなければならなかった。しかし、いちご娘には動かし難いアリバイがあった。帰ってきた安男は自分の作ったアップルパイを食べ嘔吐・下痢でトイレに頻回に行くようになり、部屋に入るたびに雰囲気が変わってしまう状況が以後も続くことになる。

<<ポイント>>
 面白かったです。2007年度ブルーリボン賞作品賞を「それでもボクはやってない」と接戦となり受賞、その他の賞も獲得しています。百点満点で80点以上と書きましたが、僕にはあまりにも舞台劇(でも良い映画は結構ある)すぎて「上」ランクにはできませんでした。宍戸錠(イベントの司会および翌年の参加者)がオチでなく、最後のシメで登場できれば上ランクにしましたが・・・。

 舞台劇らしく設定・内容は結構濃いから飽きることはなく、ドップリと浸かって楽しめば良いわけで、ブツブツと書くことはありません。強いて云えば、皆さん演技派で次はコイツが怪しいと判り過ぎる(ジョニー・ディプ以外)点が少し・・・、でも気楽に楽しめるわけだからそれで良いのだ。でも楽しんだ後、自分のためになったかなと考えると、???。だから「B」ランク。オダ・ユージや家元の自己欺瞞否定・自己批判があり、いちご娘の事情が泣かせるので決して「C」ではありません。

 しかし、売れないアイドル(だから、この話が成り立つ)如月ミキを演じた酒井香奈子さん。ええんかいな?こんな役でと思いましたが、もともとが声優さんのようで配役としてはピタリとはまる(誉めてます)。グラビアアイドル系の人ならチョット引くだろうと思いますが、写真集も出しているようです。グラビアアイドル系の方?

<<楽しめる人>>
映像もあり舞台劇とは異なりますが、舞台好きの方なら楽しめます。


P.S.
 売れないタレントさんがヘアヌード写真集?随分昔に某プロダクションに勤めていた友人が平気でポルノと云って、エッと思ったことがある。まあ、そっち方面をきびしく描く映画でない(ヘアヌード写真集を好意・美談にしている)から問題にしない。

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"バンク・ジョブ" [映像(映画・放送)雑感]

バンク・ジョブ
洋画 恐るべし国家権力を笑い飛ばそう系
ロジャー・ドナルドソン監督
B極上
2008年 110分

<<粗筋>>
 1970年、海や屋内で痴態をさらす三人の男女。その様子がカメラで撮影されていた。

 1971年、中古車を扱っているテリー(ジェイソン・ステイサム)は借金で厳しい取り立てにあっていた。その彼に昔の女友達マルティーヌ(サフロン・バロウズ)が訪ねてくる。彼女はモロッコから帰った空港で麻薬が見つかり、知り合いの政府機関に勤めるティム(リチャード・リンターン)に連絡を取った。ティムはマルティーヌに事件をもみ消す引き替えにある仕事を依頼していた。

 当時、黒いロビン・フッドともて囃されていた自称マイケルXことマイケル・アブドル・マリク(ピーター・デ・ジャージー)は王室メンバーの痴態写真を持ち、自分に不利益なことがあれば公表すると関係者を脅かし、麻薬・恐喝など悪事をし放題の状態だった。警察官に賄賂を贈りながらクラブ経営など性産業を営むルー・ヴォーゲル(デヴィッド・スーシェ)のすすめで、マイケルは写真やネガをロイズ・バンクの金庫内に保管していた。MI-6に所属するティムは、政府機関が一切関係していないとするため、マルティーヌには金庫内の他のものも強奪も許認し、写真やネガのあるマイケルの金庫ナンバーを教えていた。

 借金もあったテリーは、マルティーヌとティムの関係に気付きながら目論見は知らずに、仲間のデイブ(ダニエル・メイズ、以前ルー・ヴォーゲルのポルノ映画に出演したことがあった)とケヴィン(スティーヴン・キャンベル・ムーア)にロイズ・バンク強盗を相談。銀行の近くに店を借りトンネルでアプローチすることとなり、バンガス(アルキ・デヴィッド)とガイ・シンガー(ジェームズ・フォークナー)も新たに加えて実行に移す。見張り役のデイブとのウォーキートーキー(トランシーバー)会話がアマチュア無線家に傍受、警察に通報され(イギリス人なら皆しっているらしいが・・・)1971年9月12日の”ウォーキートーキー強盗事件”がはじまる。

 (政府による、国家機密のため一切の報道はまかりならんとの、D通告でイギリスで記憶に残ったようだ。もっとも報道されたのが短期間だったため何時しか忘れられたと書かれたものもあったが・・・。)

<<ポイント>>
 この映画、"THE BANK JOB"のタイトル下に「BASED ON A TRUE STORY」と出てくる。一切合切が政府によるもみ消し(国防機密報道禁止令、D通告)の対象になった事件には間違いないだろう。映画の終わりに将来書類が明らかにされるかもしれないように書かれていたが、元々が何もなかったことにするためにはじまった、MI-5が関わる事件だ。記録としては何も残していない可能性が高い。

 だから、この映画を観る時には(本当はこのような見方は正しくないだろうが・・・)どこが事実に即しどこが創作かを見極める楽しみもあるだろう。少なくともマルティーヌは創作上の人物とのことだが。いやいや、やはりドップリと映画の進行に漬かって観るほうが楽しいだろう。決してハデではないが、的確な描写でズゥーと見応えはあります。勿論イギリスらしいユーモアもあり、ロイズ銀行の奥深くにはじめて関係を持った時に身につけていた下着を大事なものとして保管しているとか(銀行は保管するものは聞かないらしい)・・・、ジョウリュウの方がです(^^; アル意味カワイイ。

 映画はハッピィーエンドになるのですが、そこに至る最初からの”何もなかったのだ"とする国家の意思の強さを思うと普通ハッピィーエンドってばかりにはならないだろうなと・・・。実際起こったことだろうが、腐敗した警察官の免職など良い面を強調するのもいかがかと・・・、でも映画として面白くなる味付けの一つではある。とにかくマウントバッテン卿まで出てくる(遅刻するのは貴族らしい?)国家的動きになってしまう。

 エッ、何を書いているか判らないって(^^;。自分で観て下さい。

<<楽しめる人>>
国家権力に(声高でなく)秘かに反感を持つ方々(権力の中枢にいる方々も大変だなあとか (^^; )
正当派犯罪ものとしても楽しめると思います。

イギリスを代表する脚本家、ディック・クレメント&イアン・ラ・フレネに拍手

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"危険な年" [映像(映画・放送)雑感]

危険な年
洋画 異形の者(オッ、武田泰淳)と恋愛映画の二本立て系
ピーター・ウェアー監督
A中
]1983年 115分

<<粗筋>>
 1965年インドネシア。スカルノ大統領は回教徒(軍)と共産主義者(KPI)の勢力均衡を謀るためにKPIに近付きつつあった。西洋人に対して敵意を抱く国民感情の中、オーストラリアTV局(ABS)からガイ・ハミルトン(メル・ギブソン)が新人特派員として赴任した。空港で、現地支局のクマール(ベンボル・ロッコ)とホルトノ(ドミンゴ・ランディホ)の出迎えを受け、欧米人用に冷房が設備された最初のホテル(インドネシア・ホテル?)で各社特派員とカメラマンのビリー・クワン(リンダ・ハント)に遭う。危険な夜の町にでようとするハミルトンに好意を持ったクワンは、コンビで仕事をする仲となり、手始めにKPIリーダー、アイディットとの単独インタビューをお膳立てする。

 クワンはイギリス武官ヘンダーソン大佐(ビル・カー)の秘書ジル・ブライアント(シガニー・ウィーヴァー)をハミルトンに紹介する。ジルは二週間後にはジャカルタを離れる予定で平穏な生活を望んでいた。それでもハミルトンとジルの関係は徐々に深まっていき、クワンはそれを見詰めていた・・・。そのクワンは貧民街の子持ち女性を援助していた。

<<ポイント>>
 偏見と独断のブログですが、この映画については更に独断で・・・。(^^;

 映画はアカデミー助演女優賞を受賞している。ン?該当するような女優さんはいなかったと思ったが、ビリー・クワンを演じたリンダ・ハントさんだった。役の上では、オトコ。オーストラリアと中国人の混血で低身長。癖のある役を演じきっていた。そして、思ってみるとこの映画で彼(彼女だったが・・・)の役がキーポイントだと思った。ハミルトンに影絵で東洋の考え方を述べたり、ファイルを作成して人付き合いをしたり、なかなか知性的である。しかし、彼のいる場所は、欧米人の多い記者クラブの近くでありながら重要な人物としては扱われない。現地の方とも、欧米人とも距離のある彼。彼がスカルノ信奉者から、自分の作ったスカルノ批判の垂れ幕を窓から降ろさざるを得ない状況に追い込まれた現実。いや、逆に書いたが、現実によって彼がスカルノ派から反スカルノ的行動を取らざるを得なかった映画なのだろう。

 主演のお二人に注目すると、こんな状況下の恋愛である。しかし、この恋愛も複雑なクワンの希望に添うものである。勿論、ハミルトンから人を操ったなどと思い上がるなと云われるし、それは本当だ。でも、クワンがジルに抱いた好意を、ハミルトンに託したことは間違いないだろう。ジルもクワンの知性的な所に好意を抱いている、クワンも好意を持っている。しかし、純白人でないためか、低身長のためか、生まれのためかクワンはジルに打ち明けることはない。そのクワンの気持ちがある以上、ハミルトンとジルの関係はなぜか色褪せる。やはり、主役以上の脇役である。

 さらに、この映画で一番私の感情を揺さぶった場面を語ろう。スラムで援助していた女性の娘が亡くなる、記者たちに体裁だけのスカルノ演説より餓死者が出ていることを報道しろと毒づき、ハミルトンに言いたいことを云って、自分の部屋に帰ったクワン。ものも云わず部屋をうろついて、タイプに"何をなすべきか?"と叩きつけるクワン。ここが、この映画のテーマなのだろう。

 それでも映画の観客は欧米人。そのためにハミルトンとジルの恋愛物語(愛か真実の報道かと・・・のこのこと二時の飛行機に行くから選択がテーマではないだろ、これも味付けか)が必要なのだろう。そしてメル・ギブソンとジェニファー・ウィーヴァーは期待通りの演技をしたが、結果として映画そのものが恋愛物語とクワンに分かれてしまった。クワンが主人公で、ストーリーテーラーとして二人の恋愛があると思うと良い映画だ。v(^_^) 二人の恋愛のストーリーテーラーとしてクワンがいるとしてみると中途半端でピンボケになるのでは?

 途中でアレッと思ったのが、クマールとタイガー・リリー(クー・レデスマン)の夫婦が、軍に貢いでいたが父のお金が云々とハミルトンから現金を貰って目配せする。どうして?と思っていると二人はKPIのメンバー・・・、資金集めにしてはチョットせこい。

 スカルノ大統領ってことで、デヴィ夫人のお金と共産主義について書こうと思ったが、当然全部憶測でしかないからカット。デヴィ夫人の考え方ってやはりスカルノ大統領の影響が強いのだろうな。

<<楽しめる人>>
自分は他の人と違うのでないかと悩む人は、クワンのつもりで、一見を
(自分の末路のご覚悟を)
若い頃のメル・ギブソン/シガニー・ウィーヴァーを見たい方

P.S.
 武田泰淳といっても題名だけだから m(_ _)m

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"アメリカン・ギャングスター" [映像(映画・放送)雑感]

アメリカン・ギャングスター
洋画 裏社会しのぎの新世代系(ただし70年代)
リドリー・スコット監督
B極上
2007年 157分


<<粗筋>>
 1968年ニューヨークで"ロビン・フッド"などと称されたバンピー・ジョンソンが亡くなる。その後、彼の側近だったフランク・ルーカスはベトナムから麻薬を密輸入して利益を得て行く。

 ニュージャージでは、(敢えて書くと)正義感に縛られたリッチー・ロバーツが司法試験を受けるために法律の勉強をしていた。ロバーツは、現金約100万ドルを押収するが、そのまま署に持ち帰る(当時、組織の金を押収すると誰も困らないと多少くすねることが一般的だったようだ)。

 フランクのブツBlueMagicは従来の品(警察が押収したものを、不純物を混ぜて卸す・・・など)に較べて品質は二倍で価格は半額だった。広がる麻薬禍に合衆国政府は各州に特別麻薬取締局を設置し、ニュージャージではロバーツがトップに任命される。フランクは、ルッケーゼ・ファミリーのドン・カッターノからハーレムだけでなく自分が全国展開させると持ちかけられる。リッチーはBlueMagicの元締めが判らず捜査を続けていた。

<<ポイント>>
 アメリカンと称しているだけあって、経済の映画でした(違うって、信じちゃダメよ)。でも、まずその話から。映画のはじめにバンピー・ジョンソンが嘆きます、「大型店の経営者は何の権利があって仲介業者を切り捨てる?製造元から直接買い付ける?ソニーやトウシバ、アジア製品がアメリカ人から職を奪う。」と。その後フランクはベトナムからのニュースで、「東南アジア全域で手に入る安価で高純度のヘロインがアメリカ兵隊たちの間にヘロイン依存症を増加させる」と聞いて、バンコクにいる従姉妹の元亭主に連絡、ジャングル奥地のケシ畑(蒋介石の国民軍支配とされる)に交渉に出掛ける。ウッ、商社マン。マフィアのドン・カッターノは、そこの所をついてくる。仲間の酪農家たちは原価で提供されては堪らないと、フランクの身の安全も保障して取引を申し出るわけだ。

 麻薬の売人組織だが、フランクの登場で失業者続出とか。今の世の中に似ていると思える。バンピーは、サービス・真の責任者がなくなったと。ドン・カッターノも独占(モノポリー)は良くない、他人を犠牲にするのは許されずアメリカ的でないと。価格はフェアに維持されるべきであると云う。アメリカも昔はそのような不文律があったのだが・・・、壊したのは我等の日本を含むアジアなのだろうか?考え方だけでなく、人件費の安い所のものを輸入することで、自国民の生活が破壊されて行く・・・、日本の場合過去に復讐されているのかもしれない。あの頃の日本の言い分はどうだったのだろうか?安さだけでなく品質で選ばれたとも思っていたが・・・。

 まあ安くて品質の良いものをユーザーへは商売の常道として、フランクの商売はどうだろう。麻薬の密売であり、急に高純度のものを摂取した際急死の危険性もあり描かれている。それまでにも家庭が破壊され家族は地獄を見るかもしれない。格好良く見えるフランクだが罪は重い。映画では一貫して警察の腐敗が描かれ、それに対して告発するようになるフランクの罪が帳消しになる感じ。例え子供の時いとこが警察に射殺されても、ヤクの品質が悪いのを警察官の暴利によるとしても、最終的な行いにしても、フランクの罪は消えないだろう。結局、まあまあの結末になるのは納得できない。フランクによる心からの懺悔がないと、フランクは社会が自分のために何をしてくれた、自分は自分の生業に尽くしただけだと思っているかもしれない。演じる俳優が俳優だから、ついつい納得させられる感じだ。その点、残念。

 まあ、強いてテーマといえば警察(MPも含まれる)の腐敗だろうか?ロバーツが実在することで救われる気がする。でも正義を貫くと天国に行けると信じることをやめて、アメリカがおかしくなったのだろうか?僕もそうは思わないが (^^; 、日本人は一神教の倫理でないから天国へ行けると思ってはいない。親鸞さんなんか、「善人なおもて往生をとぐ、いわんや悪人をや。」だ、こっちが進んでいるだろう。オッと話がずれている(^^;。いずれにしても、特別麻薬取締局を設置してもニューヨーク局のトルーポ刑事は相変わらず自分のために働いている。結局、フランクの自白によりニューヨーク警察の腐敗が暴かれるのだが、トルーポへの共感より麻薬で儲けたフランクへ共感が行くように作られた映画である。

 フランクの特徴のひとつが、目立たないようにだろう。同族の男たちの前で、銃を一発平気でぶっ放すが普段はキチンとした服装で、目立たないように生活する。リッキーもフランクをマークすることができない。あっ、マークする切っ掛けは団塊世代には懐かしいアリvsフレンジャー戦。今なら日本でもワイワイ云いながら衛星放送なんかでリアルタイムの放映になったのだろう。

 最後に、終盤フランクはドン・カッターノと対話する。その時のドンの言葉、「成功がお前の命を狙った、どうする。勝者になり敵をつくるか、敗者になり友をつくるか。」私の感覚ではどちらかの選択ではないと思いますが、厳しいアメリカではそうなのでしょうか?人が生きていくにはを考えると、お金(どうせ、縁がない (T_T) )より友達だと思っています。

<<楽しめる人>>
やはりデンゼル・ワシントンとラッセル・クロウのファン
チョット社会的な映画を観てみたいハリウッド・ファン
(麻薬禍の映像が少なすぎる!!結局フランクが美化されてしまう)


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"LUST,CAUTION色・戒" [映像(映画・放送)雑感]

LUST,CAUTION色・戒
中国映画 名作(デス!!)を観るふりで・・・あなたも好きねぇー系
李安(アン・リー)監督
A中
2007年 158分

<<粗筋>>
 1938年日中戦争の戦線拡大により王佳芝ワン・チアチー(湯唯タン・ウェイ)は香港に逃れて来ていた。彼女は大学で学び、頼秀金ライ・シュウチン(朱?瑩チュウ・チーイン)と一緒にいる時に?祐民 クァン・ユイミン(王力宏ワン・リーホン)から演劇に誘われる。抗日劇で支持を得るが、彼ら大学演劇部は汪兆銘一派を中国の裏切り者として、?祐民の知り合い曹ツァオ(銭嘉楽チェン・ガーロウ)がその下で働いている特務機関の易イー(梁朝偉トニー・レオン)が香港にいるので、殺害を企てる。

 作戦は王佳芝を麦マイ夫人に仕立てて近づき、易を誘惑させ隙を窺うと云うものである。易夫人(陳冲ジョアン・チェン)の信頼を得て易にも近づくことが出来たが、彼らは上海に戻っていった。おまけに企みに気付いた曹を殺害してしまう。

 王佳芝は叔母の家で生活していたが、蒋介石の末端組織の一員となっている?祐民から易に近づき殺害しないかと誘われる。組織から教育を受けて、再び麦夫人となった王佳芝は上海に向かう。

 そして、1942年(昭和17年)上海・・・。(映画はここからはじまる)

<<ポイント>>
 素晴らしい映画だと思った。観始めると、すぐにR18をR15に弱毒化したものだと画面に出たので期待したv(^_^) が、それらしい場面がなかなか現れない。こだわりの(本来そうしたものだと覚えるほうが良いと思うけど)処女喪失の場面かと思ったが、その後馬乗りさんなどあってもまあ大したことはない。皆で悔いをみせても、お前ら演劇部は人間かと憤りを覚えるだけだった。大義名分のために犠牲になるのは通常弱者である。でも後半を観ると、こっちもすごいだろうなと想像する(観たのは放映されたR15版)。

 エッ、素晴らしいのはそんな画面かって?勿論、映画です。シチュエーションが日本軍華やかかりし中国、それでも日本人として耐えられない場面が出るわけではない。料亭の場面なんか、日本でもあること。その後二人だけになった際に、けなげに歌うタン・ウェイを愛でれば良いだろう。大きなバックに日本があるってことで、敵は中国を裏切った汪兆銘一派、とくに特務機関の易なのだ。

 このトニー・レオン演じる易が素晴らしい。用心深く、慎重でホイホイと誘いに乗らない。マイ夫人たる王佳芝とはじめて関係を持つ殺風景な部屋なんか、彼の安全を保つためのものだろう。そんな所へやってきた彼女をどうしようが、納得の上のこと、決してレイプではない。私ですら、エッ彼女何か(デリンジャーとかナイフとか・・・)準備していたのと思わせる仕草だもの、彼の行動は正しいと思います。この映画のこの場面って感じの、宝石店からの乗車法(^^;と全く同じだと思っていました。まあ、結果的にはレイプ様になりましたが・・・。むしろ、彼女が何も準備していなかったと判って、彼女への疑惑を解いた重要な場面かもしれない。

 とにかく、長い映画なのだが全く退屈しない。そして終盤感極まって彼女が呟く・・・。いやーーー、面白かった。でも一貫してスパイの恐ろしさが描かれない。言葉では二人の女が殺されたとか、易によって組織が潰されたとかあるが、王佳芝はお薬を飲まない。このことは演劇部が一貫してお遊びの部分があり、本当の諜報特務員たりえなかったことでないだろうか。そうなると真実に生きポッカリと空いた胸の空白を埋めなくてはならない易さんが可哀想になる。

 そこで題名だが、寄り道カフェ(mChouetteさん)(こんなの読むと書きにくい (^^; )に以下のように紹介されている。
「アン・リーは云う、中国語で“LUST”は仏教用語の“欲情”を意味し、“CAUTION”は”戒め“を意味する。つまり「自己の欲望を戒めなさい」と諭すものだが、この言葉には著者の張愛玲が託した二重の意味があると。

“色”は“人生”そのもの。人間が生きていく上で不可欠な“感情”を著しています。また“戒”は指輪のことを“戒指”と表現するように、“誓”の意味があるのです。英語で“,”を、中国語で“・”を挟んだ事によって、2つの意味は一つの意味をなすと同時に、2つの別の意味をも表現しています。ヒロインが仕掛けた欲情と正義の誓い、そして映画の物語の重要なキーポイントである指輪をも掛けたタイトルなのです。」

 と中々内容のある映画なのだ。大学生がいきなりマイ夫人を演じられるかなどと考えずに観よう。

<<楽しめる人>>
良い映画を観たい方

P.S.
いやー、18禁で観たいですね


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"チャーリー・ウィルソンズ・ウォー" [映像(映画・放送)雑感]

チャーリー・ウィルソンズ・ウォー
洋画 最後の米ソ戦争系
マイク・ニコルズ監督
B上
2007年 100分

<<粗筋>>
 チャーリー・ウィルソン(トム・ハンクス)はアメリカ下院議員。彼の言葉によれば「選挙民は銃の自由所持と税金が安ければ」政治に満足で、連続当選7回を数えている。その間目立った功績はないが、長い議員生活で他の議員に貸しができており、国防歳出委員会などのメンバーでもある。

 TVでソ連占領下のアフガニスタンを見て、ソ連軍のヘリコプターを撃墜できるようにアメリカからの軍事援助500万ドルを1000万ドルに倍増させる。ジョージ・ワシントンの子孫であり、彼の政治的パトロンでもある女富豪ジョアン(ジュリア・ロバーツ)から電話があり、彼女のアフガン援助パーティに出席するとパキスタン訪問を勧められる。

 現地のジア大統領(オーム・ブリー)から国境地帯のアフガン難民キャンプを訪問するように云われたチャーリーと秘書のボニーは悲惨さにショックを受ける。帰国したチャーリーはムジャヒディン(イスラム聖戦士:俳優名じゃないから (^^; )に武器を送るCIAの幹部に会おうとするが、やってきたのはCIAの変わり者ガスト・アヴラコトス(フィリップ・シーモア・ホフマン)だった。もっともチャーリーも議員さんらしくない変わり者。二人がはじめて会う時にはチャーリー自身、コカイン使用の問題が浮かび上がっていた。

<<ポイント>>
 実在の政治家チャールズ・ウィルソンについて、ジョージ・クライルが2003年に発表したノンフィクション作品「チャーリー・ウィルソンズ・ウォー」に基づいた映画である。

 単純に云えば、アメリカ人らしいアメリカ人チャーリーが、ソ連のアフガニスタン侵略に抵抗するムジャヒディンに CIAとともに武器援助を行う。その際アメリカの援助であることを隠しエジプト・サウジアラビアなどの援助のように装う。その甲斐あってムジャヒディンは強国ソ連に勝利する。チャーリーはアフガニスタン復興のために学校建設を訴えるが委員会は却下。その後の歴史は、万事塞翁が馬。

 この映画一度見ている途中で、眠ってしまった。退屈な映画だってことでなく深夜に見始めたからだ。終わる前に目覚めて(寒いもんねー)、映画の大筋は判った。映画自体は、犬を連れたジョアンはチャーリーと二階に上がって、犬を閉め出してチャーリーと話している(だけじゃないのだが・・・)。階段の下で所在なげなボニーと犬が一緒にいるカットなんか上手いなあとか、決して退屈な映画ではない。上段に書いたような内容だから書こうと思えばネタはある。

 そこで再度見始めてビックリ。これって・・・、何?この映画を観ると誰でも印象に残るのは、フィリップ・シーモア・ホフマン演じる CIA職員ガスト・アヴラコトスだろう。そう云えば最初のシーンは格納庫で秘密裡に行われたチャーリーの CIAによる表彰式である(その前の三日月に祈るムジャヒディンのカットがあるが痺れる!!後述)。その式で参加者への呼びかけの言葉が「秘密活動に従事する皆さん」である。

 参加者に、あのジョアンがいる!!いや、秘書ボニーもいるし、大事な役を演じたジュリア・ロバーツだもの出さなければってことかもしれない。でも CIAの底知れぬ恐怖はさりげなくチャーリーとガストの会見の場で見せつけている。ボニーも長らく議員をしているチャーリーに送り込まれた CIA職員の可能性は充分ある。何よりチャーリーがアフガニスタンへの秘密援助予算を倍増(500から1000)したことをジョアンは知っていた。そうなってくるとガストは元々アフガニスタン担当ではなかったようだが、百戦錬磨の職員ではある。結局、チャーリーは CIAに踊らされた人の良い議員さんでなかったのだろうか?

 でも映画の中で CIA本当の力は映像として出てこないようだ。ハリウッドでもオブラートに包む検閲があるのでないだろうか。私の読み過ぎだろうか?

 いずれにしても、今に続くアフガニスタン情勢は御存知の通り。終盤の学校云々より、ファースト・カット。三日月に祈ったムジャヒディンが観客(アメリカ人)に向かってミサイル一発!!秀逸!!

<<楽しめる人>>
描きたいものが描ききれなかったかも知れないが、
いずれにしてもアメリカ主体の腹立たしい映画。(-_-メ 
でも私が書いたことが合っているかどうか確かめて欲しいので、お勧め。v(^_^

もっと CIAの恐怖が判りやすく描かれていれば・・・。
はじめてソ連ヘリを撃墜する二人をあのように描くとは、他国民蔑視の思想だ。

P.S.
洋画 最後の米ソ戦争系 を
洋画 CIA の恐怖系に訂正します。 (^_^)違ッテルカナア・・・


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