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"ハチミツとクローバー" [映像(映画・放送)雑感]

"ハチミツとクローバー"
邦画 平成大学生もこんなものかとホッ系
高田雅博監督
B上
2006年 116分

<<粗筋>>
 美大の花本修司(堺雅人)の自宅では花本会と称してスタッフ、学生が集まる。竹本裕太(櫻井翔)はビールを取りに二階に上がったところ、アトリエにいた花本のいとこの娘花本はぐみ(蒼井優)に一目惚れしてしまう。その光景を見ていた真山巧(加瀬亮)はバイト先の原田デザイン事務所の原田理香(西田尚美)をストーカー的に慕っているが、真山自身も山田あゆみ(関めぐみ)から慕われていた。理香は夫が亡くなり心にポッカリ穴が空いていた。

 竹本は一人で食事できないはぐみのそばにいてくれと花本から頼まれて嬉しがる。その頃海外旅行に行っていた大学八年生森田(伊勢谷友介)が戻って来て、花本の研究室ではぐみの絵に心を動かせる。はぐみは子供の写生指導(声とか臭いとか感じるものを書くのだ)をしていた山田に声をかけられて友人となる。

 はぐみはオスロビエンナーレ出品作を描きはじめ、森田は藤原画廊での個展のために木彫をはじめる。二人はお互いの作品が作られていく様子を見ていた。森田の作品は思い通りにならず、はぐみから一週間前のほうが良かったと指摘された後、二人で楽しそうに一枚のキャンバスに描きはじめ、一段落したところで周りの学生から拍手を受ける(ハタケ違いだけどフェームを思い出した)。

 花本からはぐみと初日に行くと云っていた山田を森田の個展に連れて行ってくれと頼まれ竹本はクルマの運転手を真山に頼み出かける。失敗と思っていた作品が高値で売れ藤原兄弟から芸術である前に商品だと云われていたこともあり、デカイだけと云った美術評論家にはぐみが詰め寄っているうちに森田が評論家を殴って外へ飛び出て四人が後を追う。森田の提案があり五人で海に向かい、クルマの不調によりお宿で夜を雑魚寝で過ごすことになった。翌早朝の浜で森田がはぐみにキスをする。その情景を竹本が見ていた。

<<ポイント>>
 映画を見て役名・俳優名を間違わないようにと webで頼りにしているwikipediaを見て、ウッとなってしまった。人物紹介だけで長いと云われる僕のブログの数倍ある。人気コミックの映画化であり、評もピンからキリまで、感想も溢れている。基本的には発表当時は原作に較べてダメって意見が多く、徐々に原作と切り離してまあまあ良いんじゃないとなっているようだ。久しぶりに映画のことでも書こうかと適当に選んだ一本として実に適切ではなかった。

 名作「砂の器」は原作より映画のほうが数段良かった。あの場合映画を見て原作を読んでみたくなったが(読んで失望)、この映画の評として見たからと云って原作を読んでみようとは思わない程度ってのがありうまい、そうだよねと思った。でも美大生の感覚・悩み・恋愛を描いて良い出来だとは思う、映画とコミック・小説は別物と割り切るべきだ。美大生の群像劇と楽しめたので上評価とした。

 真山と山田の関係が面白かったが、青春小僧竹本を演じた櫻井翔も、笑顔をはじめ悩むところでも結構楽しめたし、ファーとした天才少女はぐみの蒼井優も良かった。でも美大生の映画にしては”芸術は爆発だ”って感じがなく作品自体が小さくなったようだ。森田の木彫作品も下のほうは良い顔つき・曲線になっていたがサモトラスのニケをもじったような羽は頂けなかった。土産に配ったマスコットとの関連以外目的がなかったのでないかと思うほど(美的センスがないもので違っているだろうけど・・・)。粗筋で書いたはぐみと森田が即興で絵を描くところも窓から覗く学生もワンシーン・拍手する人も少なくショボイ。凡才が入り込めない二人の爆発としてもっと強烈に描いて欲しかったなあ。

 映画の中で気になったことがあった。お宿での入浴シーンだが竹本・森田は会話があり必要だが、蒼井優は観客サービスかと思って見直した。うわっ、蒼井優って上手いなあ。入浴シーンの終わりに薄笑いを浮かべ、それは竹本でなく森田にってことであった。そして二人はできちゃうんですね。早朝の浜辺で蒼井優は見事に演じています。確認するまで、その後なんではぐみがあんなスランプになるかチョット納得できなかったんだけど(^^;。確認して良かった。コミック版でどうだったか知らないけど、その出来事が描かれていれば当然のこととして映画の良さを認識できなかったんじゃないかな。

 竹本の自転車での迷走の場面、中村獅童の登場も予期していなかったので良かった。でも海にフィルムでの再現が必要だったかと太陽はひとりぼっちで感激した僕は思う。あっ、愛の不毛を描くんじゃないから、これで良いか?

 終わりの場面場面もこれで良いんじゃないかな。「青春」小僧竹本が「自分探しの旅」と中村獅童に見抜かれ応援される。皆が「青春」の映画なのだ。竹本とはぐみのようにありがとうと云える人たちの映画なのだ。もっとも、学生時代を思い出して僕的には山田が良い(^^;。

 そうそう題名の意味が判らなかった、ハチミツとクローバー。竹本が架空の存在と信じていた「幸せ」の四つ葉のクローバーのことかと思ったが今一ピンと来ないし、ハチミツが全く判らない。 Webで読んでいてエッと思った。やはり、判る映像が必要だったのでは?

<<楽しめる人>>
青春映画ファン
人気のある方々が出ているのでファンの方々。

コミック版を読んで唯一無二に素晴らしいと思った方は観ないほうが良いそうです。

P.S.
 最近はTVで映画を見ていても居眠りすることが増えた。それだけなら歳を取ったってことだろうが、興味を持って一本通して見ることが少ない。うつ状態もあるかと試しに本ブログ用に見ようと抜き取ったブルーレイディスクから本作を適当に選んだ。あくまで映画を見た感想であり、コミック版とは違うとご理解下さい。

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コメント 4

依光次郎

m(_ _)mm(_ _)m
ご指摘ありがとうございます。(^^;

 有名なコミックの映画化と知らず見てしまったもので、クローバーって言葉は出て来たのですが、ハチミツが判らず。いつの間にかクローバーが先になったようです(と思う)。

 検索をかける際も、クローバーが先で上手く行ってたもので信じ込んでました。(^^;本当にありがとうございます。

P.S.
 今夜遅くからドライブと思っていたもので出かける前で助かりました。

ログインして二度入力したが、反映されない?
ログアウトで入力してみます。
by 依光次郎 (2013-11-15 22:11) 

まる七

人は誰しも潜入感ってのが?ありますからねえ^^;
ロングドライブはどこにいってますか?^^;
私みたいに「西国」なんていわないでくださいよ?^^;

ちなみに?「3107・・」はコメントを閉じています・・受け付けないのですが入り口の窓は開いてるのが?不思議^^;

「近所・・」だったか?「不良遍路・・」だったかどちらか忘れましたが どちらかは?開くはずです^^;

面倒おかけしますが・・よろしくです^^/
by まる七 (2013-11-16 13:47) 

依光次郎

ロングドライブと云っても宿毛なので超遠距離ではありませんでした。
遅いクルマがほとんどなあっけなく到着してしまいました。(そう云えば9月に高知から千畳敷カールを見るために女房殿と交代で駒ヶ根ICまで走りました。)

so-netブログのコメント仕様が変わったようですね。
有効/無効の設定を無効にしようか画面を開いてい考えましたがコメントへの返事も頻回でなく、そのままにしました。

数回コメント欄に書き込みましたが届いてないのですか?管理者が読んで許可される場合のみ表示される設定になっていると思っていました。


by 依光次郎 (2013-11-17 16:47) 

aizawa

 大変お久しぶりでございます。
 機会があれば、ぜひとも原作を読んでみてください。
 オリジナルの世界もいいものですよ。てへ...。
by aizawa (2013-11-23 23:27) 

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