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'交戦規則 ROE' [書物(本・雑誌)雑感]

交戦規則 ROE
黒崎視音
徳間書店 徳間文庫く15-4
2008年10月15日初刷 (単行本2005年8月徳間書店刊行)
ISBN 978-4-19-892862-9


 桂川・播磨・山本は防大の同期。桂川は韓国語を修めて市谷の情報本部勤務ほぼ一筋、その情報本部へ習志野第一空挺団から来ているのが播磨。山本は戦車隊の中隊長をしている。桂川が追っている北朝鮮への情報漏洩問題に警視庁公安部で協力しているのが水原佐由理警部補。播磨の妻真里子も防大の同期で桂川も好意を持ったことがあるが、桂川は韓国籍の崔春香と恋人関係になり仕事を取って彼女と別れていた。

 拉致日本人の母親を持つ、李潤花は日本語が出来るために金正日政治軍事大学に入学を許され、特殊部隊としての訓練を受ける。その訓練中に極めて卑劣に描かれる丁元鳳に犯される。語学と狙撃能力を買われて党作戦部海上処、清川連絡所の任務部隊に配属され、日本に潜入していた。

 アメリカ CIAの思惑で、日本を舞台として韓国と北朝鮮が火花を散らしていた。北朝鮮は韓国側を殺戮して、朝鮮人一人と白人一人を入手する。そして北朝鮮から約30名の特殊部隊が新潟に上陸する。指揮官は丁元鳳だった。当初は警察で対応しようとした新潟県知事だったが、自衛隊の出動を要請する。マスコミは活気づく。

 この種の本を読むと平和日本の弱さがもろ出ていて、多数の自衛隊の死傷者が出る場面が多いかと思う。でも、この本の場合は善戦する自衛隊が描かれる。それで良いと思うし、この本の価値を出していると思う。決して荒唐無稽な話でないと納得させる。(李潤花が拉致日本人の娘とか、 CIAの目的とか、最後の F-4EJのフライトなどエッと思うが、まあ小説だから v(^_^) 。)むしろ自衛隊は立派すぎる描き方かも知れないし、日本人ってそうなだろうなと思わす内容だ。その点、好ましい。

 北朝鮮から進入された。その事態に対する日本の反応って視点だけの本でない。主人公の人間関係(恋愛や仕事)が絡む。でも、その周辺が充分に描き切れたかと云えば、やや力不足(読解力不足の可能性も充分ある (^^; )かと思う。結構厚い本で睡眠不足気味の状態で読み切ったので、読み方の問題かな?戦闘場面は、この種の本として充分描けていると思う。思わずマスコミ批判が出てくるが、マスコミがおかしいって感じてる人は多いのだろうな。

 北朝鮮部隊も丁元鳳以外は人間的に描かれる(戦闘場面などではむごい場面もあるが、それは自衛隊員も同じ)。自爆する兵士は彼らの立場上当然の行動だ。

 犠牲になる警察・自衛隊員の方には申し訳ないが(その数が多すぎることもないようだし)、読み終わってイヤな感じがしないことが良かった。本当の自衛隊って、この本ほど立派だろうか?

P.S.
 雑感を書ける本を久し振りに読んだが・・・、上手く書けないなあ。そういえば、読みながら付箋をつけたり、文章を書き抜いていなかった。そのような読み方はしんどい。(^^;


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