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長期臥床の予防を (医療関係者以外の方が対象です) [気まぐれに病気のこと]

長期臥床の予防を (医療関係者以外の方が対象です)


 長期臥床の問題についた、まず、これ。
宇宙飛行士の心と骨チェック ミスや骨量減の防止研究へ

(原文を任意に削除)
 宇宙航空研究開発機構などが、宇宙飛行士のストレスを自己診断する機器の開発や無重力で骨の量が減るのを防ぐ研究計画を進めている。

 来年1月以降、ISSに約3カ月間長期滞在する若田光一飛行士(44)らを対象に考えている。

 ストレス診断器は、弱みを見せたがらない飛行士が個人用の端末で自分のストレス具合を知ることで、作業ミスを防ぐのが狙い。向井千秋さんが室長の宇宙機構・宇宙医学生物学研究室と産業技術総合研究所が共同研究する。

 一方、無重力の宇宙にいると骨密度が徐々に減る。骨折しやすくなるほか、骨から溶け出したカルシウムが尿に混じって、尿路結石になるリスクが高まる。日米共同研究チームの松本俊夫・徳島大教授(生体情報内科学)によると、3カ月で大腿(だいたい)骨の骨密度が5%ほど減るという。

 そこで、骨をとかす「破骨細胞」のはたらきを抑える骨粗鬆症(こつそしょうしょう)治療薬のビスフォスフォネート製剤をISS滞在中の若田さんに週1回、食前に1錠服用してもらう。米航空宇宙局(NASA)と共同で、地球に帰還後の骨密度や尿路結石の有無などを調べ、薬が宇宙でも効果があるかどうか研究する。(清水康志、山本智之)


 宇宙飛行士と長期臥床の関係がピンとくる方(医師はピンとくる)と判らない方がいると思います。重力は血液の流れ、骨の強度と関係しています。高知はこれから暑くなる、暑くなると動くのも嫌で横になっていたくなる。そのためか少し病気をすると、ジィーっと安静にする方が多い。それも必要以上に。その時の説明によく宇宙飛行士を例に取った(内科なもので、心のストレスについては今回も語らず)。

 腕を横にしてゲンコツを作り、ここが頭、肘の所が足先、手首の少し肘よりに心臓があるとします。心臓が少し動けば、全身に血液も流れやすい。判りますね。そして、腕を立てて、頭が上になり、足先(肘を指さす)が下になると血液を頭の先から、足下まで全体に流すには心臓も働く量が増えますよね。実際は、心臓の動きだけでなく血管の収縮なども関係していますが神経・ホルモンの働きが重力の影響を受けているのです(そこで、腕を横にしたり立てたり)。昔、宇宙飛行士が地球に戻り、周りの人に方を借りて歩いていた映像を見たことありますね(大体若い人にはこの説明はしない (^^; 必要性は少ないと思う)、あれは重力がなくなって体の水分が外に出すぎて、フラフラしていたのです。今は地球に戻る前に2リットルほど水を飲むようです。また水分と一緒に、ミネラルが体の外に出ます(この説明したことないなあ (^^; )、カルシウムが外に出るので骨が弱くなりますと。

 実際、ギラン・バレーの患者さん。四肢麻痺で動けないのにタバコをせがみ、洗濯物を乾しに行く奥さんが火を付けて咥えさせた。その後主治医が訪れるとタバコが胸の上に落ちて、熱い熱い退けてくれーッと。そんな患者さんが排尿痛。出てきたのは、触るとすぐに壊れるけど、膀胱粘膜を鋳型にした膜様のカルシウム沈着物。カルシウムが本当にいっぱい出ているのだと納得(臥床による尿中カルシウム排泄量の変化を測定したデータもあります。)

 また、長期臥床の患者さんに動いて貰う最初には座位訓練が必要なのは病棟の常識。むしろ、訓練などとの言葉で迷わされ、PTの方がくる時だけするのがおかしい。気分が良ければ頭を上げて、悪くなりそうなら頭を下げるの繰り返しを何回もすればよい。座位訓練から立ち上がり、また歩行訓練と進む時、骨も関節も弱っていることに注意。本人も歩けると嬉しくって、やり過ぎると関節炎すら起こすのが人だから。転倒にて頸部骨折が最悪(病院は注意していても頻発します。ご心配なら付き添いを(お役所が禁じてるけど、無視)。行わなければ寝たきりになると思って下さい)。

 だから、ご老人などがいるご家庭ではあまり大事大事に横になって休んではと軽々しく云わないほうがよいと思う。立とうとするとおかしい感じでもっと休んでいようと悪循環に入る場合もある。寝たきりの始まりのひとつのパターンです。(基礎に重要な病気がない場合のことです)

 残念ながら、人の体。横になるよりは座ったり立ったり、さらに残念ながら、仕事をして筋肉を使うほうが良いように出来ているようです。横になるのは眠る時。やり過ぎは良くないけど、適当に(この適当にが一眼無責任と以前から感じている (^^; この場合適切にでもあまり変わらない)。わが家の96歳、強く強くこのことを云っているものだから、日中の大半はソファに腰掛けて眠っている。でも、近所のスーパーに歩いて買い物に行ったみたい( 5月10日過ぎに一度倒れたので無理かなと思っていた)。

 また、上の実験でビスフォスフォネート製剤の有効性を見てみるとのこと。お薬おクスリと思ってはダメ。長期臥床をせざるを得ない人のためのお薬であり、自分で座って立てる人は、重力に負けないほうが骨も丈夫です(ホンマかいな、データは見ていない m(_ _)m )。


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コメント 3

依光次郎

(追記)
 ご老人が対象で考えているので、副作用なければビスフォスフォネート製剤を飲んだほうが骨は丈夫だろう。

by 依光次郎 (2008-07-03 02:04) 

Mineosaurus

現在我が家で抱えている問題もあるので、大変勉強になりました。
by Mineosaurus (2008-07-03 19:42) 

依光次郎

 いつも書いている「担当の先生に相談して下さい」とは書いていませんが。それなりに動かれている方を想定しています。思い通りにならなければ必ず担当の先生にご相談をお願いします。

by 依光次郎 (2008-07-03 19:51) 

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