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"セックスと嘘とビデオテープ" [映像(映画・放送)雑感]

セックスと嘘とビデオテープ
洋画 人間回復系
スティーブン・ソダーバーグ監督
A中
1989年 100分

<<粗筋>>
 ジョン(ピーター・ギャラガー)は法律事務所に勤める弁護士。カークランド氏についての大きな仕事を持とうとしている。家庭には精神科コンサルテイションを受ける美人妻のアン(アンディ・マクダウェル)がいるが、アンの奔放な妹シンシア(ローラ・サン・ジャコモ)と関係を続けていた。そこにジョンの大学時代の友人グレアム(ジェームズ・スペイダー)が訪れてくる。グレアムは性的に不能となっており、女性にセックスのことを語らせて性的満足を得ていた。アンは直感的にジョンとシンシアの関係を思うが自ら妄想だと考えた。しかし、二人の関係を示すものを見つけてしまう。

<<ポイント>>
 映画好きだけど観るのがデューティになると疲れる。しばらく、遠ざかっていてこのような映画を観るとやっぱり映画って良いなあと思う。内容はむしろ淡々と進んでいくので、題名ほどのインパクト(当方がもう少しいやらしい映画かと・・・)はない。

 主演のジェームズ・スペイダーがどんな映画かを問われて答えたのが、セックスと嘘とビデオテープであり、そのまま題名となったとか。実にうまく内容を表現している。嘘はジョンのものであり、対応するのはビデオテープである。グレアムがビデオテープに逃げ込んだもの(具体的には描かれない、エリザベスとジョンの関係しかないが・・・)から回復する映画である。

 アンとシンシア姉妹の関係が実に良い。はじめは美人の誉れ高く自意識過剰気味のアンにシンシアがコンプレックスを抱いているだけかと思っていたが、男好きするシンシアを羨ましく思ってアンが男嫌いになっていたようだ。姉妹がフィフティフィフティになると仲良く描かれるのは監督の腕だろう。個人的にはアンよりシンシアが魅力的。精神的に自由なほうが人間らしい。「私は人に指図される女じゃない」って感じ、出ています。

 また充分セックスについて描かれていると思うが映像はそのワンカットだけとビデオでの話。うまいなあと思う。

 人間回復系がわからない?そんなことはないでしょう。
 念のために、男優賞をもらったのはジェームズ・スペイダー。グレアムは人間関係を拒絶して、ビデオテープの女性に逃げ込んだし、アンがそこから引きずり出すことができた。もともと、まともな方々には何で?って結末かもしれませんが・・・。グレアムは金銭的心配はなさそうだし、これはハッピーエンドです。嘘の多い弁護士さんは悲惨ですが。

<<楽しめる人>>
映画好きな方なら
ジェームズ・スペイダーのムードに弱い女性


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