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"老人Z" [映像(映画・放送)雑感]

老人Z
邦画 介護アニメ暴走系
B下
1991年 86分

<<粗筋>>
 三橋晴子は看護学生、ボランティアで寝たきりの高沢喜十郎さんの世話をしている。厚生省は迫り来る高齢化社会のために寺田卓をリーダーとして、西橋商事の技術者長谷川良彦の協力のもと、介護用ロボットZ001号機を作成する。家人の了解のもと高沢老人が、在宅介護老人のモデルとして選ばれ、ロボット介護モニターのため病院に運ばれる。ロボットは入浴・排泄・食事が自動で、本人のためTV・ラジオなど娯楽や回線で友人との対話もできるものであるが、身体の細胞レベルまでセンサーが取り付けられていた。それらを処理するため、コンピュータは最新の第6世代のものが使われていた。厚生省の発表会に駆けつけた晴子は、お爺ちゃん、かわいそうと思う。

 晴子が友人の看護学生たちと話していると、その病院のコンピュータ・ディスプレイにHARUKO 助けての文字がみられ、皆で高沢老人のいる病院に向かう。自宅へ帰りたがる高沢老人の手助けをして一度は帰宅するが、再び厚生省寺田の手で病院に入れられてしまう。

 実習先の病院にハッカー老人がいて、晴子はZ001号機のコンピュータに接続を依頼する。困難な作業に諦めかけていた際、晴子は高沢老人の妻ハルの写真をみせて、ハルの音声を合成するように依頼し高沢老人に呼びかける。その声に反応した高沢老人に、Z001号機のコンピュータはハルの人格を育ててしまう。高沢老人は、ハルとの思い出の場所、鎌倉由比ヶ浜へ行きたがっていた。

<<ポイント>>
 原作・脚本・メカニックデザインは大友克洋、キャラクター原案が江口寿史で話題になった作品です。Wikipedia によれば二人の遅筆のため、予告編は文字だけ、音声は太鼓の音だけだったとか。また、劇場公開から機会があるたびに何回か手を加えられて行ったようです。ここらは、さすが大友克洋・江口寿史(キャラの原案だけだから関係ないか?遅筆だからつい思った・・・)。

 病院の老人ハッカーグループによれば、このコンピュータの CPUを作れるのはペンタゴンだけだとか、物騒な話です。当初は厚生省(寺田)が悪者に描かれていますが、厚生省をなめんなよと粋なセリフも吐きます。いやー、良かれと思ってやったことが結果的に逆だったなんてのは時にあること。それに便乗しようと近付く方々は何らかのメリットを提供しようと云うから気をつけなくっちゃ。老人をどう扱うかの概念的なものに、そんなことを加えた物語です。

 気楽に観ようと思えば、それなりに。中身を深く考えてみようと思えば、それなりに。凄いなあとは絶対に(アッ、 AKIRAみたいになるのは凄い)思いませんが、楽しめる映画でないかと思います。なんてったって、江口寿史。

 私?家族の責任は食事を作り、水分を与えることと思っています。(シモーヌ・ド・ボーボワール『老い』を読んだときに、そう思った。医者になる前だった。太平洋の島々での習慣だったかな?老いにどう対応するかは社会が決める。)自分で食べられなくなれば、排泄量(ほとんど細菌)も減るだろう。
 女房殿の話によれば、枕元に食べ物を置いて水分だけ与えるのでは最近の判例で私(女房殿)が裁判で有罪になるから新しい方法を考えておいてと・・・。裁判官ってアホ?いや、私がまともでないだけ?(社会が決めるとなるとまともでないです (^^; 。)どうしても病院に行かなくてはいけないなら末梢からの水分補給のみで・・・、一月前後で逝けるだろうから。主治医にはむくみを良好な栄養状態と誤診して貰って・・・。急性疾患は助けてください。m(_ _)m

 ネットでは、今の社会も施設・病院に預けるだけで看護装置ロボットZ001号機と変わらないとの意見もありました。例えではそうだが、実質は違うと思う。高沢老人は嚥下運動が出来るのだから、今の社会では生きていける制度があるってことで。自宅にこだわると、家族の誰かが犠牲になることがあります。自宅を主として時には施設で、って方法かな?やはり、社会が決める。

<<楽しめる人>>
江口寿史ファン・大友克洋ファン
アニメなら、なんでも屋さん。
現実アニメファン(SFなんだけど、現実味あるよね)

近付きつつある団塊世代の方々 m(_ _)mジョークです


 


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